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プロブログ:ノーベンバーナイン (Naoya Kiharaプロ)

今年のWSOPメインイベントでは、ポーカースターズプロのダニエルネグラーノが世間の注目を集めました。
彼がノーベンバーナインに入ったらいつも以上にファイナルは盛り上がったでしょうし、その点では彼がファイナルに残れなかったのは非常に残念でもあります。
しかし、自分は全く別のプレーヤーに注目していました。それは、チップ4位、ほぼアベレージ持ちでノーベンバーナインに残ったピエールヌービル(Pierre Neuville)です。
なんと彼は、現在72歳なのです!

自分はピエールとは多少話したことがあったのですが、去年のEPTバルセロナの時にたまたま一緒のホテルに泊まり、朝食(無料のバフェ、かなりおいしいです!)の時に何度か一緒に食事して色々な話を聞かせてもらいました。
ピエールは元々ポーカーとは関係のない職業を持っていて、ポーカーは趣味としてプレーしてました。
彼は60歳前後の時に前職を引退し、趣味だったポーカーが中心の生活を送り始めます。
ポーカーは彼に向いていたのでしょう。そこで次々と大きな活躍をし、ポーカースターズとの契約を勝ち取ります。
スターズとの契約は去年で終了してしまいましたが、彼の活躍は70台になってもとどまることを知りません。
去年は71歳という年齢にも関わらず、世界中で最もタフなトーナメントの一つということができる、WSOP5000ドル6マックスで、ブレスレットこそ逃したものの、2位に入り、それ以外にもあちこちのトーナメントで結果を残し続けました。
また、彼は今でもスターズのMTTをかなりの量をプレーしていて、ニュースクールのポーカーをすこしづつ取り入れ、今でも進化し続けているのです!
そして今年、ついにWSOPメインイベントのノーベンバーナインを達成したのです!

この4か月の中断は、彼にとっては明らかに損なものとなるでしょう。
他のプレーヤーと違って彼は過去に実績があるので、どのようなポーカーを打つのか研究されやすいです。
若いプレーヤーは大きな金額が手に入った4か月で今までプレーできなかったようなレートとレベルでのプレーを経験し、一気にスキルを伸ばしてくるでしょう。
さらに、若いプレーヤーは、共同で対戦相手に関するあらゆる情報を集め、11月のファイナルで生かしてきます。
4か月という期間は若いプレーヤーにはそれだけの変化をもたらし、7月の時とは見違えるほどタフなプレーヤーとして帰ってきます。
プレーヤーとして急成長している時ならば、過去のプレーを研究されても、ある意味別人のプレーとも言えるので、そこまで影響はありません。
そのような変化は、72歳という年齢で既にかなりの経験を積んでいるピエールには期待できないでしょうし、一方的に研究される立場にあるのです。
それが2008年のピーターイーストゲート以来、20代のチャンピオンしか生まれていないことの理由の一つではないでしょうか。

しかし、それでも・・・
自分はピエールならやってくれるのではないかと期待してしまうのです。

彼がWSOPメインイベントで優勝すれば、2003年のマネーメーカーの優勝に匹敵するほどのインパクトがあると思うのです。
60代になって、仕事を引退し、趣味でやっていたポーカーで世界を回り、プロ契約を獲得し、70を超えてWSOPメインイベントの優勝者になる。
プロアマ問わず、世界中のポーカープレーヤーにとって夢がある話だと思いませんか?
ポーカーが若手にとって有利であることは否定できないと思います。
しかし、進化し続ければ年齢を重ねてからでも活躍可能である。
そんなことをピエールは身を持って証明しているのです。

今年のノーベンバーナイン、例年以上に注目です!

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ポーカースターズチームプロオンライン
木原直哉



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