Chris Moneymakerがポーカー界で脚光を浴びるに至るまでのその道のりは、ごく当たり前ものとして始まった。彼は幼いころをAtlantaで過ごし、Tennesseeに移ったのち、そこの州立大学で会計学の修士号を取り、会計士として働き始めた。彼はポーカーを仕事の余暇にプレイし始めたのだが、それは彼をおそらくやポーカー界で最も重要な人物へと押し上げる第一歩だったといえよう。
そこからの彼に関するストーリーはあまりによく知られている。ChrisがLas Vegasにやってきてワールドシリーズのメインイベントに参加したとき、彼にとってはそれが初めてのライブトーナメントの経験であったのだが、あらゆる予想を覆して、彼はファイナルテーブルに残っただけでなく優勝して、その証である金のプレスレットと、賞金の$2,500,000を手にしたのだ。
Chrisがポーカーをオンラインでプレイし始めたということで、何千人ものプレイヤーが彼に続こうとオンラインポーカーへと参入し、その結果「Moneymaker現象」と呼ばれることになる一大ブームを巻き起こすこととなった。ひとりのアマチュアプレイヤーが世界レベルのプロたちを打ち破って何億円もの賞金を獲得したというニュースは、世界中の人々へのインスピレーションとなって、オンラインポーカーをプレイしてみようと思わせたのである。
Chrisの業績はワールドシリーズの優勝だけには止まらず、その後1年も経たないうちに彼は、WPT Bay 101 Shooting Stars トーナメントに準優勝して、$200,000 の賞金を獲得している。また同じ年にはWSOP* の$5,000 ポットリミットオマハで惜しくも2 度目のファイナルテーブルを逃したものの10 位に入賞した。また彼はPokerStars European Poker Tour にもレギュラーとして参加しており、2007年のEPTロンドン では17 位に入り、$24,480 を自らの生涯獲得賞金額に加えている。
ポーカーをプレイするために世界中を飛び回っていない時には、Chrisは主に家族とともに過ごしている。2005年には自伝も出版した。それ以外の時間を利用して彼は、ゴルフ、フットボール、野球といったスポーツをプレイしている。
彼の今後のキャリアがどうなるにしろ、彼の名は2003年の優勝とともに人々の記憶に残るであろうことは間違いない。これは彼がポーカー界に残した誇るべき足跡であり、ポーカープレイヤーがこんなキャリアを歩みたいと思うようなお手本なのだ。Team PokerStars Proのメンバーとして、彼は“Money800”のスクリーンネームでプレイしている。